OyakuniTateba blog

現役 人事マネージャーから あなたに伝えたいこと

2018年 明けましておめでとうございます! 今年はマンガで!

 

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新年明けましておめでとうございます。

 

昨年の年末考えた。

もっと自分らしさを表現できる方法は無いか・・と。

ズル子とヨシ子もそんなところから生まれた、ブログのキャラクターだ。

いや、もっと自分らしさを、と考えていたら、ふとマンガを途中で入れてみようかなと思った。

 今までも、何回か絵を入れたことはあるが、どうせやるなら真剣に描いてみたいな、と思った。いつもは、紙に絵を描いて、それをスキャナーからパワポに取り込んで貼りつけて、吹き出しを入れる、という手順だったが、この際、タブレットを購入しようかと思った。

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(手書き+スキャナー)

 

そして、年末、合間を見つけて梅田のヨドバシに行った。ヨドバシでなければならない理由があったのだ。

それは、板タブ(タブレットをPCに繋いで、モニターを見ながら描くやつ)か、液タブ(液晶タブレット。タブレットPCの形状で、タブレットのモニターに直接に絵を描いていくやつ)にするか、迷っていたのだ。

板タブは、安い。1万円から3万円くらいでいいのがある。しかし、手元を見ずにモニターを見ながら描くので、慣れるまでに時間がかかると言われている。液タブは高い。ほとんどタブレット型PCなので、5万から30万くらいのものまである。

予算の都合でできれば板タブにしたい。が、実際の使い勝手を試してみたかったのだ。買っても使い難かったら元も子もない。

そういう点でヨドバシには、品数も多いし、展示品で試してみることができるのだ。

まっすぐWACOMの看板を目指す。あった!! まず、液タブを試してみる。一番安いので5万円くらいだ。予算ぎりぎりだなあ。いいなあ。いいなぁ。これだと、いつもの喫茶店でも、屋外でも簡単に使えそうだ。液晶にさくさくと絵を描いていける。紙に手書きとまったく同じ姿勢で描ける。が、あれれ、ちょっと違和感が・・・。それは、ちょっとした感覚なのだが、ペン先と実際の線がゼロコンマ数ミリ程度ズレて見える。店員さんに聞いてみた。液晶画面は、実際には、絵が表示される液晶の上に、数ミリのガラス面が乗っているので、その面の差だけズレて見えるそうだ。なんでもないのだが、気になりだすと、ホントに気になってしかたがない。

次は、板タブだ。さて、モニターを見ながら、細かい絵が描けるか・・・と、なんなく描けた!! なんだ、ぜんぜん違和感ないよ、大丈夫だよ。きっと、パワポとか使いまくってるのと、昔マウスで絵を描いてたりしてたからかな。よし、板タブだ! 私は液タブじゃなくて、板タブがいんだ!(と、ちょっと無理に自分に言いきかせてみる)

あとはサイズ。Sサイズ、Mサイズとある。家のモニターは19インチなので、推奨はMなのだが、机のスペースも考えないといけない。あと、基本マンガなので、手元で描いていくことになるので、小さいサイズの方が、手先が動く範囲が小さくて済む。Mサイズが15諭吉でSサイズが10諭吉だ。

結局WACOMのintuos comic-Sを買った。

(色は黒にした)

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これには、マンガ作成ソフト CLIPSTUDIOがついてくる。マンガソフトを別で買うと5諭吉くらいするので、とてもお得な買い物だった。

その晩、年末の用事を済ませた後、22時くらいから開封してセットして使ってみた。設定は簡単で10分くらいで終わってしまう。繋いで、ネットからドライバーをダウンロード。そしてCLIPSTUDIOの登録作業だけ。

さあ、あとは操作に慣れるだけだ。(この際、絵の下手さは置いて考えてみる)

寝るまでの2時間くらいいろいろと試してみた。結構、時間が経つのも忘れるほど面白い。Adobeのイラストレイターは、全然、メニューみてもピンと来なかったので断念した経緯があるが、このCLIPSTUDIOは結構直感で操作できるぞ。レイヤー(画面を重ねていくもの)の考え方さえ理解できていれば大丈夫。

ちょっとこだわりは、筆圧センサーがついてるので、自分好みのペン使いに近づけることができる。

で、昨晩の2時間と今晩1時間での成果が、この扉絵だ。

作業は、下書きレイヤー>線入れレイヤー>トーン入れレイヤー>吹き出しレイヤーと作成していき、下書きレイヤー以外を統合! これで完成だ! トーンの切り貼りのやり方が解らなくて一番時間がかかった。これもネットで調べたり、試行錯誤の末、なんとかマスター。

ね? これ読んでると簡単そうでしょ。実際、簡単ですよ。

 

たった、このアイテム一つで、いろんなアイデアが出てきて、これからのブログも広がりをもつような気がする。

 

よしっ、この新しいアイテムで、今年は独自のブログを発信していこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

来春、就職を迎える君へ お年玉で準備するもの、買っておくもの

 

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 今年もあと少し。内定が決まって来春就職を迎えるあなたは今どんな気持ちで2018年を迎えるのだろうか。

いよいよ社会人となる君は、きっと、希望に胸をふくらませ新年を迎えることだろう。年が明けたら、卒業旅行に行く人もいれば、スーツを新調したり鞄を買ったり就職の準備をする人もいるだろう。まずは、春まで健康第一でケガや事故がないようにしてほしい。

就職するにあたって、何を準備しておけばいいか? そういう質問をよく受けるので、ここでいくつか紹介しておく。しかし、その業界や仕事内容によって、ずいぶん変わるものだから、ここでは、一般的な営業や事務職と考えて聞いてもらいたい。

【スーツ】

もうすでに就職試験や内定式で買ったスーツがあると思うので、基本はそのスーツでOKだ(この期間に痩せたり太ったりしていなければ 笑)。ただし、やっぱり、買うというのであれば、専門店などできちんと店員さんがいるお店で買って欲しい。丈が長すぎたり、胸元が開いてだらしなくなったりしないように、自分に合ったサイズをきちんと選んでほしい。決してブランドものでなくてもいい。それはお給料をもらってから、周りの先輩の着ているものをよく見て、自分も選べばいい。まずは、自分の体形にあったものを選ぶ、これが基本だ。

【靴】

これもスーツと同じだ。ただし、外周りの仕事をする人、立ち仕事で接客をする人は、最低でも2足は用意しておくこと。靴は毎日履くと痛むのが早いので、できれば毎日入れ替えて履くのがいい。靴は消耗品と割り切ってあまり高価なものは買わなくていい。ただし!先が異様にとんがっていたり、奇抜なデザインは避けること。あくまで実用重視で選んでほしい。話は変わるが、私は靴乾燥機を買ってある。2000円から1万円くらいであるが、これが結構すぐれもので、いいやつは紫外線で除菌までしてくれるから匂い対策や雨の日など使うとふかふかになってとても良い。お客様のところで靴を脱ぐ場合も、匂いがなくていつも安心だ。

あと、靴は必ず、毎日磨くこと。100円ショップで売ってるスポンジのやつでいい。ちゃちゃっとできるやつでいい。身だしなみは足元から。これ基本。

【時計】

これは、仕事用のものは、あまり奇抜でないシンプルなものがいい。今はスマホがあるので時計を持たない若者が多いが、やっぱり時計は必要だと思う。自分の好きなブランドとかあると思うが、仕事用はシンプルな国産でいいと思う。昔あったが、ある社員がブランドものの高価な時計をしていたら、その人は営業なのだが、お客様から、「あんたの会社は儲かっているんだね」と言われたことがあったらしい。身の丈にあったものを選んでほしい。もちろんプライベートは好きなものを持っていればいいよ。

【筆記用具】

この筆記用具だが、これにあまり気を使わない人が多い。特に、営業職の人は、3000円くらいの、できれば、ケースに入ったボールペンを買っておくといい。考えて欲しい。お客様と商談する時や、お客様の前でメモを取るときに、100円ショップのボールペンでいいのだろうか。例えば、君が車を買うとしよう。200万くらいの車の商談でも、だ、相手の営業が100円ショップのボールペンで契約書に書き込んでいたら、どう思う?あなたにとっては一つの商談にすぎないかもしれないが、お客様にとっては、大金を投じる大事な買い物なのだよ。

ケース入りがいいというのは、たまにお客様にサインを求めて、そのペンを貸して差し上げる場合があって、うっかりお客様がそのまま自分のポケットに入れてしまう場合がある。そんな時、ケースがあると気づくので、すみません~と言いながら返してもらうことを忘れないためだ(笑)

【手帳】

これはビジネスパーソンは必須のアイテムだ。これは絶対に必要。ただし、この手帳、どういう使い方をするかによって、買う種類が変わってくる。ここに参考のサイトを掲載するので、勉強してから買ってほしい。ちなみに、私は20年間システム手帳を使いまくっていたのだが、この数年はシャープの電子ノートに宗旨変えした。これは結構使い勝手が良い。まあ、そんなのもある程度に。

president.jp

【カバン・バッグ】

ここでは通勤用のカバンだと思って欲しい。基本はお客様のところに持って出ても恥ずかしくないものを選んで欲しい。え?通勤用なのに?と思うかもしれないが、お客様のとこに行って、そのまま直帰となる場合、そのカバンやポーチを持っていくことになる。あまり奇抜でない、でもちょっとおしゃれ、程度にしておくのがいいと思う。営業の人は、それとは別に営業用のカバンを買う場合がある。それは、その仕事によって、どれくらいの資料を持ち歩くかで決まるので、これは入社してから先輩の真似をすればいい。

【名刺ケース】

これは必須(ただし、職種によっては名刺を作らない仕事もある)。営業とか接客業は必ず名刺を作ってもらうだろうから、そういう人は用意しておくこと。ここで名刺ケースの選び方だが、色はまあいいとして、材質と形状が大事だ。まず、材質だが、革かレザーがいい。最近はメタルチックなものもあるが、名刺は自分の名刺を渡すだけではなく、相手と交換するものだ。その際、名刺入れをお盆代わりにして両手で受け取るのだが、変にデザインがついていたりすると、相手が渡しにくくなる。さらに、もらった名刺を大事に名刺ケースにしまって帰ることになるので、相手の名刺を入れるスペースがあるものを選ばないといけない。

 

【印鑑】

シャチハタは会社で用意してくれるところもある。まあ、一つは自分で買っておいてもいいね。あと、認印は自分のものを用意しておくこと。今までは家の印鑑を持ってでていたかもしれないけど、これからは会社で使いますよ。まず、入社してその当日か翌日には入社書類をたくさん書きます。それは会社の公文書になるので認印(シャチハタ不可)を使う場合が多いですね。大きさは10.5ミリから12ミリ程度のものを用意してください。せっかく社会人になったので、百貨店の印鑑専門店で作ってもいいかもしれませんね。認印なら5000円くらいで作れます。(だいたい2週間程度)あまり大きなものは作らないこと。それは課長とか役職がついた時の記念に作ってください。上司の印鑑より自分の方が大きかったらおかしいです。印鑑はお客様との契約ごととか、社内での稟議書(何か経費を使ったりする時の伺い申請みたいなもの)などは、シャチハタではなく認印を使いたいものです。 

 

さてさて、ここまではモノですね。言い換えれば、会社とプライベートを分けて買うことができるものばかりです。強いて言えば、朝9時から6時までは、会社用を使って、就業後はプライベートに着替える、持ち変えることもできます。

【身だしなみの重要性】

しかし、そうはいかないことが一つあります。それは身だしなみです。髪型やネイルは6時になったから、ハイ、着替えましょう、という訳にはいきません。

この身だしなみだけは、きちんと社会人として、その会社や仕事に合ったスタイルに合わせないといけません。接客業や営業では清潔感のある髪型やネイルも厳禁な仕事もあります。身だしなみというのは、自分の好きなスタイルや自分に似合うスタイルをすることではなく、「相手に見せるため」のものです。ここでいう相手とは、「お客様」になります。たまに、自分のスタイルを通すんだ、と髭を伸ばしたり、アイシャドーを強めにしたりする新入社員がいますが、それは自分のためにすることであって、決してお客様に見せるためのものではありません。社会人になったら、そこだけは十分意識をしてください。

【笑顔】

最後に準備しておくことが「笑顔」です。事前にしっかり準備して、当日は必ず忘れずに持っていってくださいね!!

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世界共通の思考方法 フレームワーク

 

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今、勤めている会社が外資系であることは言った。

日本語で仕事はできるのだが、英語と中国語も飛び交っている。こちらで働いている外国人の同僚が日本語が堪能なので助かっている。

 

でも、土台、ビジネスの土台が違うので、仕事の進め方とかいろいろと日本企業と違うところは多い。

しかし、である。

英語が万国共通言語としたら、このフレームワークは世界共通のビジネス思考方法なのだ。

ありがたいことに、フレームワークは今までも鍛えてきたので、外資系であっても仕事はとてもやりやすい。

これからグローバルに戦うビジネスパーソンは必須のアイテムだ!!

 

 

 

 

 

働き方を思う

 

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 外資系の会社で人事をはじめて3カ月が経った。

私の会社は、外資系と言っても、トップも外国人だし、使っているシステムも本国のシステムを使っているし、さらに、グローバル企業なので、世界共通のシステム、ITだけではなく、経営システムもまったく本国のそれをベースとしている。

例えば、賞与という考え方はなく、賞与?なにそれ?インセンティブでしょ?てなものなので、賞与さえもゼロもあり得るし、限りなくもらえることもあるし、というくらいだ。

(実際は、人事としては、あまり極端な仕組みは社員を不安にさせるので、日本人の文化に合わせた運用、仕組みを検討中なのだが)

目標設定も作ったものの結局は年度が締まれば結局目標と違った仕事ばかりで(笑)、なんとなく年功やボヤっとした全体の雰囲気で査定されたりする、という日本的?なものではなく、ここでは目標設定自体もいわゆる「契約」とみなされる。これを達成しないと賞与はおろか給与も出ないという、これまた恐ろしいものだ。

ふと思ったのが、シャープは鴻海の傘下に入って、ここまで行かなくてもそれに近いものがあったのだろうなあ、と思ったりする。

そこで求められるのは、成果だ。

その成果を出すために、ものすごく大事なことに気が付いた。それは、成果を出す働き方だ。

日本では、まだ、残業をしてものすごく働くことが評価される。(今、その働き方を見直そうとしているが。)一例が、自分の仕事が終わったら、「仕事が終わりました。何かお手伝いできる仕事はないですか?」と上司や先輩に声をかけることが美徳とされている。(実施、新入社員研修でそう教えてきたぞ)

しかし、今の会社に勤めてみて、目からウロコで気が付いたことがある。

この会社では、「何かお手伝いしましょうか」は、"その人の仕事を奪う”ことになるのだ。

先ほど言ったように、報酬はその人の成果で決まる。

その成果を横取りするようなことをしてはいけないのだ。(言っておくが、その人が成果を出すために、自分の仕事が連携している場合はもちろん協働して一緒に成果を出さなければならないのだが)

他人の仕事に手を出してる時間があるならば、自分の仕事を完璧に終わらせて、次の目標に向かわなくてはならない、そんな考え方なのだ。

日本的な昔の「村」をベースにした経営のありかた、すなわち、トップマネジメントとボトムマネジメントが上手くかみ合った組織運営、一方で、トップマネジメントに一人ひとりの目標、KPIを密接に結びつけた組織運営。

この違いを体験して毎日ワクワクしている自分がいる。

どちらが良いとかいう話では決してない。

ただ、シンプルで自分の仕事に集中する。(そう簡単ではないけどね)

今まで、25年近くコテコテの日本企業に勤めてきたが、この歳になって、こういう文化の中で働くことって、とても新鮮だし、自分の腕で稼いでいるっていうか、考え方がシンプルで性に合ってると思う。

というより、ここでの経験は、いまHRTecnoで研究を続けている「新たな人事制度」にとって、私に重要なことを示唆してくれると思う。

 

【なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 中島聡 著】

この本はマイクロソフトでウィンドウズ95を開発した日本人技術者 中島聡氏の著書である。ここでは、中島氏が歩んできた道での仕事への取組み方だけでなく、ビルゲイツの仕事への考え方、経営なども紹介されている。まさに、成果を出すための働き方、いや、もっと深い仕事への姿勢を学ぶことができる。

いま、仕事をがんばっている人はもちろん、来年就職が決まった君、いま正に就職活動を始める君に読んでもらいたい本です

 

どこへ

 

 

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 (ヨシ子)ズル子、久しぶりじゃないの!

(ズル子)そうね、気が付いたら、すっかり冬じゃない。

(ヨシ子)何が冬よ~、2カ月も何してたのよ。

(ズル子)いや~充実していたわ、ホント。Rubyでプログラム少し進んだし、美術館もいっぱい行ったし、平等院鳳凰堂のライトアップは感激したわ。そうそう、大阪モーターショーもすごく良かった!

(ヨシ子)で?仕事は? 新しい会社って、外資系よね。仕事はうまくいってるの?

(ズル子)まあ、すっかりよ。やってることは前とおんなじ人事だから、戸惑うことはないわ。それに、法務もみてるから、久しぶりに民法とか契約ごととか、楽しくやってるわね。

(ヨシ子)また、あんたのことだから、毎晩、遅くまで仕事やってんでしょ。あんたは、泳ぎ続けないと死んじゃうマグロだもんね。

(ズル子)それが違うのよ!! ほぼ、8時くらいには家に帰ってるわ!!まあ、みんな早いってのもあるけど、もう、昔の私じゃないのよ!!

(ヨシ子)・・・信じられないわ!

(ズル子)わたしもびっくりだわ!でもね、正直に言うけど、転職した理由はね、自分を、なんというか、解き放ってみたかったのよ。

(ヨシ子)・・・また、また、わからんことを。

(ズル子)わたしはね、今まで、心底、仕事に打ち込んできたわ。仕事が好きって思われてたけど、そうじゃないのよ。仕事を思いっきりして、めちゃくちゃ結果出して、でも、それが目的ではなくて、そんな自分を誰かが見て「あなたはすごい!」っていう言葉をもらいたかったのよ。その時の充実感というか、その気分よ、気分!ただ、そのいい気分を得たいためにめちゃくちゃ働いていたのよ。それが分かったの!

(ヨシ子)いいじゃない。それでも。

(ズル子)でもね、それで顔面神経麻痺にもなって、心もカラダも壊れかけて気が付いたのよ。少しだけ「死」を意識したとき、猛然と「生」への執着というか、生きることを考え始めたのよね。

(ヨシ子)生きてるじゃん、ちゃんと、53年も・・・

(ズル子)いきる・・・そう、「活きる」よ。

(ヨシ子)でもズル子、ほとんどの人が、そうやって、一所懸命に働いて、歳とっていくんじゃないの?そして定年を迎えて、まあ、余生で第二の人生を送って・・・

(ズル子)で、最後の瞬間に、あれもしたかったこれもしたかった、って思うの?私はね、ほんとに自分がしたいことをやりきってその時を迎えたいわ。そう考えたら、この、まだ元気なうちに、やりたいことを始めなきゃ、間に合わないわ。

(ヨシ子)それが、解き放つってこと?

(ズル子)ほんとに自分がしたいこと、みんな何かしらそれは持っているのに、それをやってみる人と思っているだけでしない人がいるわ。わたしは、できるとこまでやってみたい。わたしは、それはチャンスがこないとできないと思っていたわ。でも、チャンスなんて来ないのよ、やろうと思った時がチャンスなのよ!

自分の責任を果たしながら、その上でさらにチャレンジしないと。だから、二軸の生き方を選んだの。そのためには、もう片道2時間の通勤時間を削るしか、時間を作れなかった・・

(ヨシ子)二軸?って・・・

(ズル子)人生は、一つのストーリーだけが進むんじゃないのよ。二つでも三つでも、ストーリーを同時に進められるのよ、きっと。だから、それが出来る環境を作ったのよ。

(ヨシ子)それが今回の職場。

(ズル子)職場だけじゃないわ。働き方も変えたわ。とにかく、いかに早く完璧に仕事を終わらせるか、そればっかり考えてるわ。「仕事を終わらせるのが、仕事だ」ってね。失ったものもいっぱいあったけど、生まれ変わるには、この方法しか思いつかなかったわ・・・

(ヨシ子)それって、中島聡さんね。

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(ズル子)そう、界王拳20倍で仕事してるわ。そして、自分の時間を作る。その時間は、自分を解き放つ時間よ。だからお陰でこうして今までなかった世界に触れられるのよ。

(ヨシ子)それで、あんたは、どこへ向かってるのよ?

(ズル子)わたしのやりたいことリスト見る?

1 自分が今までいろんな尊敬する上司、先輩から教えてもらったことを、若い人に残す。

2 自分にしかできないこと(と思っている)「一人ひとりに光を当てる人事制度」を世の中に広める、残す。

3 前に一回作った人事評価システムを、さらにパワーアップさせて、自分でプログラムして作って世に出す。

4 研修ライブハウスを作る。そこは若者の社交場となって、いつも活気がある場となる。

5 日本の美しい景色、風景をおいしいものを食べながら見て回る。

(ヨシ子)5はなんだかできそうな気がするわ。

 

 

 

 

大学入試改革 ~学力以外の資質を見抜く とはなんぞや~

 

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大学入試改革に際して、文部科学省は各大学に個別の学力試験に加え、面接やリポート作成、高校時代の取り組みについての評価を組み入れて合否判定するよう求めており、大学側の対応が課題となっている。関西学院大を中心にした8大学は、受験生の意欲や主体性を評価するためのシステムを開発した。生徒が高校在学中にスマートフォンやパソコンから専用フォームにアクセスし、部活動や留学などの活動履歴を入力。蓄積されたデータを大学側が評価に利用する。文科省の委託事業で19年度の入試から実際に使用する。9月下旬から10月上旬にかけて他大学向けに説明会を行った。(日経新聞より)

 

入試の方法を改革しようという動きがある。「どういう学生を集めるかで、大学の未来が決まる」(阪大の川嶋太津夫教授)と少子化で学生数が減り、大学が将来、淘汰されていく中、大学も必死だ。

そもそも、学力以外の資質を見極めて入試を行うとはどういうことなのか。要は、大学に入って、一所懸命何かを成し遂げてくれる学生かどうか、そんな学生を集めたいということなのだろうか。10人中約6人が大学に進学するという昨今、入るのが難しくて卒業するのが簡単だと言われるが、学ぶ意欲が低い学生が増えたと言われている。それならば、学ぶ意欲の高い学生を見極めて採用しようということなのだろう。

18歳にそれを求めるのか~、と思う。

今までは、国語、数学、英語、物理、化学、世界史、日本史、公民? と総合的に点数をとらないといけなかったけど、それに加えて、その学生の資質まで判定するんだって。

資質?18歳くらいで、資質が決まるのかなあ。

18歳って、まだまだ、家庭環境の影響をもろに受けている、自立・自律する前の段階なのに。

これから、ますます親の育て方が問われる時代になったと言えるのかもしれない。

 

 

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原因があって、「縁というものがあって」、結果がある ~今日のLPGAの試合はすごかった!!~

「原因があって、結果がある」という。

が、しかし、般若心経では、「原因があって」その間に「縁」というものがあって、「結果」があると教えられる。「縁」(と言ってもいいのかもしれない)。

その「縁」を自らの経験と実力で手繰り寄せた吉田プロ。

その「縁」を結べなかった藤本プロ。

今日の試合は、ゴルフの奥深さ、怖さ、いろんなことを考えさせられる試合でした。

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これ以降の文章は、私が口を挟む余地もないくらいスリリングでしたので、LPGAのサイトの記事をそのまま使わせていただきます。

 

www.lpga.or.jp

 

信じられないことが起こる。これも勝負。通算7勝目をあげた吉田弓美子は、「優勝は、どの試合も忘れられないけど、今回は特に…。ハッピーエンドで良かった」と複雑な心境が第一声だった。13番、よもやのアクシデントが-。5メートルのバーディーパット、逆方向からラインを読んでいる時、キャディーの川口大二さんがボールマーカーを拾い上げてしまった。うっかりミスではすまされない。同組のテレサ・ルーまでが仰天。この行為で1打の罰を受け、ボギーとしてしまう。

 12番、残り197ヤード、3Iの第2打は、ピン下7メートルに。吉田はこれを沈め、「残りは、得意なホールが多い。これはイケる」と確信した矢先の出来事だ。表情には出さなかったものの、さすがに、ショック状態だった。「キャディーのミスは、自分のミス。わかっていても、経験したことがなかった。ちょっと気持ちが途切れたのは事実。でも、あれ以降、空を見上げ、森をながめ、鳥の鳴き声を聞きながら、心を落ち着かせた」という。

 淡々と3ホールでパーをセーブした。17番、劇的な状況が。首位を快走していた藤本麻子がダブルボギーを叩いた。「ギャラリーの声で知りました」。3メートルのバーディーパットを沈め再び、優勝争いへ加わる。そして、18番で藤本がボギー。そのあとの組でプレーしてする吉田は、ピン横3メートルのバーディーチャンスをつくる。「あっさり、打ったように見えるかもしれないけど、それはプレーオフでもいいと思ったから。正直な話、手が震えていた」。

 試行錯誤の末につかんだ今季2勝目は、記録へも記憶にも残る優勝になった。とりわけ、今回は、順手のグリップでパッティングを行った、初めての勝利。「私には、クロスハンドもある。また、新しい武器ができた。そうはいっても、こんなにうまくいくとは思わなかったです。若い選手がたくさん出て、ツアーが盛り上がる。30歳という年齢を考えれば、ちょっと複雑ですけどね」と話した後、「ゴルフの可能性は無限大、と改めて感じた」。勝負はあきらめたら、負けである。

 

www.lpga.or.jp

残り2ホールで3打差をつけていた。大混戦の流れは、藤本麻子へ傾いていたようだったが、文字通り、落とし穴が待ち受ける。17番の第1打が、右ラフへ。ボールは、ディボットと表現できないほどの、穴の中へすっぽりと入っていた。「1度でも、やったことがあれば違った結果が出たかもしれない。でも、あんな状況は初めて。運がなかった、そんな表現しかありません」。ホールアウト後、クラブハウスへ戻ると、一目散にロッカーへ歩いた。約15分間、気持ちを静めて取材に応じる。

 「きょうは、無欲で行こう。それがテーマでした。途中、スコアボードなどは見ていません。でも、(首位は)状況がわからなくても、何となく感じていました」と話す。17番、ダブルボギーとしたものの、まだチャンスは十分。しかし、18番の第3打はまたも、ラフへ飛び込んだ。「せめて、バンカーへ入ってくれれば、もっとグリーンへ寄せやすかった。うーん…」。結局、パーセーブができず、ボギーとなった。結果は1打差で通算2勝目を逃す。

 「故障で苦しんだ去年を考えれば、優勝争いができるだけ、良くなっていると思います。あと、もう少し」。最後のひとことは、自身へのエールだった。

 

 

 

 

やっちまった 日産 ~予想されたこと~

 

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(ズル子)やっちまったわね、やっぱり。

(ヨシ子)何のこと?

(ズル子)日産よ、日産自動車!

(ヨシ子)やっぱりって?

(ズル子)わたし、ちょっと、こうなるんじゃないかと思ってたのよ・・・

(ヨシ子)あんた、ゴーンさんのこと好きじゃなかったの?

(ズル子)ゴーンさんは好きだけど、あのコマーシャルよ、「やっちゃえにっさん」よ!

(ヨシ子)はて、やっちゃえがどうしたのよ?

(ズル子)わたし、会社の朝礼の3分間スピーチでね、この「やっちゃえにっさん」に問題ありって言ってたのよ。だって、「やっちゃえ」って言葉って、「多少、目をつむっても、やっちゃえ」とか「リスクがあるけど、ええい、やっちゃえ」とか、そういう使い方の言葉じゃん。

(ヨシ子)まあ、ちょっと、無理してでもって、いう響きはあるわね・・・

(ズル子)ね、自動車って、安全が第一じゃない。その自動車会社が、いくらなんでも「やっちゃえ」というキャッチを使うかしら。無理してるなあ、って思って、何かガバナンスで問題が起きる気がするって、思ってたのよね。

(ヨシ子)確かにねぇ、今、自動車業界は、ガソリンエンジンからEVにシフトして、戦うルールが変わりつつあるのよね。その中で、先手を打てたというか、ルールを作る側に回った方が勝ちって世界だもんね。あせりもあるわよね。

(ズル子)日産のコマーシャルって、「世界発」って言葉を多用してるって知ってた?チャレンジャー企業は、とにかく差別化戦略をとらなきゃトヨタに勝てないもの。なんでも世界発って、うちが最初ですよ、うちだけですよ~って、戦わなくちゃならないのよ。

(ヨシ子)たいへんね、それって。

(ズル子)でもね、それも「安全」という基本の上に成り立ってのことだから、絶対に経営で外してはいけないところなのよね。悪いけど、トヨタなら、絶対に使わないコピーだわ。

(ヨシ子)そういう感覚が欠如しているところが、日産が「やっちゃった」ところなのね。

(ズル子)こういう大きな会社は、ちゃんとブランド戦略をする部門がついてたり、大手の代理店がアドバイザーについてて、そこがいくつかの案を経営層に提案したりするんだけど、提案する方もする方だけど、「いや、ちょっと待て」という人が、社内にいなかったのが残念だわ。

(ヨシ子)でも、そんな日産を立て直すのも、「人」なのよね、いい車がちゃんとあるもの、がんばってほしいわ。

(ズル子) ・・・普通の4ドアセダンが、まったく思い出せないわ・・・

 

※扉絵は私が作りました。さて、あなたには、日産が倒れてくる様に見えますか?それとも、日産を起こそうとしているように見えますか?

 

 

 

 

 

 

内定式に送る言葉 ~行きつけの店を作ってこ~い!~

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10月に入り月曜日から内定式を行っている企業が多い。残念ながら、転職したので、今年採用内定した学生たちには会えないこととなった。いつもなら、内定式であいさつをさせてもらっていたのだが、代わりにここで話をさせてもらおう。

よく学生から、入社までにすることは何ですか? と聞かれる。いつもなら「会社に入るとほんとにまとまった時間が無いので、今は、時間をたっぷりと使える、今しかできないことをやっておきなさい。」と言う。

今日はあえて違うことを言ってみよう。

「行きつけの店をひとつ作ってきなさい」と。男性なら飲み屋さんでもいいし、女性ならカフェでもいい。自分ひとりのお店を作ってきなさい。

顔を覚えてもらうにはどうしたらいいか? 「あ、〇〇さん、いらっしゃい」「今日もいつものでいいですか?」と言われるにはどうしたらいいか、それを考えて、自分の馴染みのお店を作ってきなさい。

ちなみに、私はこれが大の得意だ。お店の子たちとすぐに仲良しになれる。コンビニでもそうだ。だまっていても私のタバコを出してくれる。(たまに買わなくていいんだが、せっかくのご好意だから買ってしまうけど 笑)そんな店が梅田、難波、家の近所にいっぱいある。

その秘訣は、というと、これを考えるのが宿題なのだ 笑!

会社に入ると、まさにこの能力が必要になる。さまざまな年齢の先輩たちの輪の中に、自分から入っていかないといけない。もっと言うと好かれないといけない。待っていても誰も手を引っ張ってはくれない。自分から交友関係を作っていかないといけないのだ。

馴染みの店を作ることは、まさに、そのことに通じるものがある。

頑張って行ってこ~い!!

 

 

 

こころの知能指数を育てる 動画再生600回 嬉しいですの巻

「こころの知能指数を育てる」の動画が再生600回に達しました。600人の方に、お伝えできたのかと思うと、とても嬉しいし、何かそれで一人でも、子供さんに対して何かいいことが起これば、とワクワクしています。

私のNPOヒューマンリソーステクノロジィは、若者支援を謳っています。そもそも、私が大事にしているのは、「いかに社会の中で生きていくか」。

勉強ができる、だけでは、この厳しい世の中を渡っていけません。生きていく力を育てる、このテーマで、研究を続けています。

では、頭がいい、の他に何が必要なのか?

一つの答えが、アメリカの研究にあります。ダニエル・ゴールマン教授が研究した、「世界で成功をおさめた社長の特徴」というものです。そこには、そういう社長の特徴として、学歴などは関係なく「気遣い」が出来ること、とありました。 

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 私は、ある会社の取締役をさせてもらった時の体験です。サラリーマンになって、一つの目標として出世というのがあります。若くして取締役に抜擢され、それは嬉しかったものです。小さな400人くらいの会社とはいえ、トップになったのですから! さあ、経営をするぞっ!と意気込んだものです。しかし! 上がってくる問題は、誰の部長と誰がどうだ、とか、コミュニケーションが上手く行かず組織が停滞したりとか、「人」に関することばかり。もっと売上を伸ばすためには、どんな戦略を打つべきなのか、とか、そういうことを期待していた私は戸惑いました。

そんな時、ある素晴らしい経営者の方からこう言われたのです。

「君は、経営とは何を経営するものか、知っていますか」と。

私は、「組織の仕組みです」と答えました。

「NONNNONN!違うよ、君。経営とは「人」を経営するのだよ」

私はその言葉に雷に打たれたような感じがしました。

このようにして、はじめは経営者目線から「社会でやっていくためには」、「いかに人を育てるか」、というテーマが生まれたのです。

これから少子高齢化の時代です。人数ではなく質が問われる時代が来ます。人が減れば一人ひとりの力を引き上げればいいのです。

今回は、こころの知能指数を育てるために、小さいお子さんには、プラスの言葉を多く使ってください、という動画を作りました。

何か思い当って、今までと違う子供との接し方をするようになった、そういう家族が増えればいいな、と思います。

 

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10/3 更新追記

10/3時点で、動画再生1300回を超えました、みなさん、ありがとうございます。

 

 

「起」「承」「転」「転」「転」「転」「転」「転」・・・・・・

 

 

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孔子曰く「40歳にして不惑」「50歳にして天命を知る」と言っています。確かに人生を「起」「承」「転」「結」と4つに区切れば50歳は既に己の行く道筋をはっきりと頭に描き、死という終わりに備える「結」に入る年齢なのかもしれません。
しかし、人生が80歳以上になった今、もはや人間の一生に『結』などない。あるのは『転』だけだ。
逆に50歳は新しい境地を追い求める転変への分岐点になりえる。さらに、50になってはじめて人生が少しわかってくることもある。(本書より引用)

 

若い人は知らないだろうが、会社勤めで定年は55歳だった時もある。今はそれが60歳になり、もうすぐ定年65歳も現実味をおびてきた。

今、生きていくことが苦しくて、早く楽になりたい、と思っている人は多いと思う。私もつい最近までそう思っていたし、実際に、楽になってやろうとしたことも何度かある。

でも、人生「転」「転」「転」だと思えば、きっといつか・・・・・

七転び八起き!

七転八倒の人生だけではないのです、きっと! 

「転」「転」「転」「転」「転」の人生。がんばりましょうか!

祝!ANA株 420円おかえり~!! の巻

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ANA株価が10年ぶりに420円に戻ってきた!! おかえり~(涙)

そこで、この10年の損益を計算してみた。

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10年前に、1株420円で4,000株投資した。投資金額は1,680千円。この10年の配当金は、あまり覚えていないが、だいたい8万くらいはあったと覚えている。ANAの株主優待は、1,000株につき、国内のどこへでも航空券代の半額優待搭乗券をいただける。もともと、実家の宮崎に帰るのに都合がいいので(まさか10年塩漬けになるとは思わなかったが)優待券目当てで投資した。その優待券を4枚もらえるので、1回の往復がタダだ。今往復でANAで行くとして34,000円なので、34万あまりが益となった。そのほか、毎年、すごく素敵な世界の景色のカレンダーが届く。が、これは計算に入れないでおこう。そうすると、この10年の益は、税引きで約42万となる。単年では、42,000円だ。そうすると、年間2.500%で運用していたことになる。今の貯金の利回りからすると、なかなか成績優秀だ。(ちなみにFXでの失敗は桁が違うけどね、それはここでは忘れよう)

これも、現時点で420円を回復しての瞬間風速の話だが・・・・・・

しかし、一時、1株290円なにがしのときは、もう完全に損切りを覚悟した時もあった。

このようにして、証券会社の前で、株価ボードを見ながら一喜一憂しているおじさんたちの仲間入りをしていくのであった(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知識は過去のもの 知恵は未来のもの ~ズル子 お金持ちを夢見る~

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(ズル子)ああ、お金儲けがしたいわあ・・・・

(ヨシ子)なによ!やぶから棒にっ!

(ズル子)ねえ、お金持ちって、どうやってなるの?

(ヨシ子)知ってたら、私がなってるでしょうがっ!

(ズル子)金は天下の回り物って言うけど、私のところは巡回ルートに入ってないんだわ、きっと・・・・

(ヨシ子)目鼻が利くってよく言うけど、そういう人がお金儲けをするんじゃないのかしら・・・・

(ズル子)目鼻が利くって?勉強が出来るっていうこと?

(ヨシ子)それも、まあ、大事だけど、ちょっと違うわねぇ・・・いっぱいいろんなことを知ってる人がお金持ちになれるんだったら、ほら、学者さんとかみんなお金持ちよ。

(ズル子)結局、学校の勉強って、過去にみんながやってきたことを、なぞってるだけだもんね。

(ヨシ子)暗記力とかじゃなくて、これからのことを考える力のことよね。「知識は過去のもの、知恵は未来のもの」ってどこかで聞いたことがあるわ(・・・・本当に誰の言葉が思い出せない m(_ _)m )

(ズル子)じゃあ、私はその素質ありね! だって、悪い点数をとるの分かってるから、先にちゃんと言い訳を考えていたものっ!

(ヨシ子)あんたにはつける薬がないわ。どっちかというと、そうじゃなくて良い点数をとるために最小限の効率で勉強する方法を考えるとか、そういう方向じゃないのっ!

(ズル子)でも、そういう知恵って、実際にどうやったら身につくのかしら?

(ヨシ子)知恵って言っても、天から何かが降りてくるとか、そういうっものじゃなくて、やっぱり、いろんなことが頭の中にあって、一見、関係なさそうなことが繋がる瞬間ってあるじゃん。そういう時に、ひらめくって言うか、知恵が生まれるのよね。

(ズル子)結局は、勉強はしなきゃしけないのよね、きっと。

(ヨシ子)空っぽの頭じゃ、知恵も湧かないわね。

(ズル子)それを、頭の中で、ひねくり回す力が必要ってわけね。でも、それってどうやったら、身につくのかしら?

(ヨシ子)学校以外での勉強以外の引き出しがもっと必要な気がするわ。例えば、小さい時から家のお手伝いをして一人で買い物に行くとか、お風呂掃除とか、なんでもいいのよ。

(ズル子)そういえば、小さい時に、(スーパーじゃなくて)肉屋さんにお使いに行ったのよ。そのころ、肉屋さんて、鶏肉屋さんと牛豚肉屋さんって分かれてなかった?

(ヨシ子)50年前の話ね・・・

(ズル子)知らなかって、(鳥の)もも肉買ってきてって言われて、牛肉屋さんに行ったら、「ぼうや、ほんとにこれかい?」って、牛のふともも一本出てきた時には驚いたわ!

(ヨシ子)まあ・・・そうね・・・でも、そんな経験から、お肉屋さんって分かれてるんだ、なんで分かれてるんだろう、とか考えるじゃない?そんな、いろんな体験が、きっと頭の中のシナプスを活性化していくのよ、きっと!

(ズル子)結局、お金持ちになるには、そういう目鼻が利かないとダメなわけね。

(ヨシ子)まあ、それだけじゃないでしょうけど、それも大事ってわけね。

(ズル子)世の中のお父さん、お母さん、子供にはいろんなお手伝いをさせましょうね!!

(ヨシ子)でも、失敗しても怒っちゃだめ!

(ズル子)牛の足を持って帰ったときは、そりゃ怒られたわ、わたし。

10銭で一喜一憂する ことごとくFX外すの巻

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おかしい! 本当なら、こんなに早く円安になるとは思っていなかった。そもそも共和党の大統領の時代はどちらかというと円高局面になるハズだ。まあ、状況が違うからなあ。アメリカの金利が上がるので、金利差から円を売ってドルを買う動きが出てくるから、今はそれを織り込んで少し円安に振れている。ドル/円の要素は、本当に様々な要因で上がったり下がったりする。日本の貿易黒字で日本企業が円建てにするために一時的にドルを売って円を買う動きがでてきたり、今日なんて、北朝鮮がまた水爆実験をするのでは、との観測から安全資産である円を買う動きが活発になって少し円高に振れたり・・・と、アメリカの投資家ジョージ・ソロスの有名な言葉に、犬の尾っぽが左右に振れるのを見て、一喜一憂してもしかたがない。そうではなくて、犬がどこに向かって歩いているかを考えないといけない、というのがある。

まさに!

チャートを見ると、まだ円安局面が続くと思われる。

と、ここまで! なんとなく思いつくままに書いたが、ここまで読んで意味を理解できますでしょうか?

いやいや、為替のことなんて、まったくわかりませんン、という社会人が多いのではないでしょうか。私のように大金の授業料(笑)を払って、涙を流しながら勉強しないと、これはこれで難しいものなんですね。

二つだけ知っていれば、そこが入口になります。

一つは、お金はモノと考えて、その価値を高めないといけない(と思っている人がたくさんいること)

二つ目は、ハイリターンにはハイリスクが付いて回るということ。

もしあなたが百万円持っているとして、ここに3つの選択肢があります。一つは郵便局に定期預金(利率0.01%)、二つ目は日本株式に投資する。三つめは、思い切ってブラジル国債(利率9.6%)。

本当に、この三つの中から選びなさいと言われれば、真剣に考えますよね。郵貯の定期預金はまさにあって無いような利回りですが、「安全」と考えますよね。株式はどうですか。日本の経済が良くなるから株価ももっと上がると思いますか。しばらく円安局面だから、輸出企業を中心に投資してみようかな、とか。ブラジル国債はどうですか?上手くいけば、1年で10万円近く増やすことができますよ。でも、そこまでブラジルの経済を信用していいものでしょうか。

ここで、ハイリスク・ハイリターンの原則を思い出してください。

お金が有り余っていて、この百万がどうなってもいいや、と思えるなら(投資意欲が旺盛と言います)ブラジル国債。手堅くとにかくしばらくは安全なところに逃がしておく、というなら郵貯。

このように、世界の経済というのは、お金がどこからどこに動いているのかをよくウオッチしていれば、少し様子が判ってきます。

社会人になれば、少し経済の動向についても勉強してみて、賢い資産運用をしてみてはいかがでしょうか(と、自分のことを棚に上げた)というお話しでした。

 

 

 

 

 

日本式?それとも?人事制度で悩む ~あなたは自分の給与がどうやって決まるか知っていますか~

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仕事で人事・給与・退職金制度の見直しに入った。

この二、三日、ブログが書けなかったのは、ずっと、このことが頭の中でまとまらずどう書いていいか分からなかったからだ。

オーダーは、外資企業の日本法人だ。その本体の国には、昇給という制度は無い。この仕事の給与はいくらと決まっている。もっと給与を上げたければ、自分で能力を身に付けて、その仕事をゲットするしかない。もしくは、転職してもっと給与のあるところに行くしかない。退職金という考え方も無い。そもそも、なぜ辞めていく人間に大金を払わないといけないのか、そこから考え方が違う。

そういう考えの下で、今の年功序列色の強い制度を、成果主義にしたいという。

良い悪いの話ではない。

日本的経営の良いところは、家族的経営だ。社員は愛社精神を培い、最後はこの会社で勤め上げようと長期雇用が良いとされる。経済が好調で業績が右肩上がりのうちは、その日本的経営も成り立つ。コミュニティと同じだ。若いうちにバリバリ働き、歳を重ねるうちに少しづつ個人の生産性も落ちてくる。しかし、若い人がそういう先輩をリスペクトしながら、その人の分も稼いでくる。いずれは、自分もそうなるであろうことを想像しながら。

そして、お疲れ様、あとはゆっくりしてくださいね、の言葉とともに退職金というものが用意されている。

しかし、グローバルに戦わなければならない今、また働き手が少なくなってきた今、若い人だけでは、高齢の先輩を養えなくなってきた。よって、50歳を過ぎても、ともすれば60歳を過ぎても、若い20歳台と同じ土俵(評価)で戦わなくてはならなくなった。もはや余裕がないのだ。

長期雇用(あえて終身雇用とは言わないが)は日本だけのものではない。ヨーロッパはどちらかというと長期雇用の国が多い。

話を元も戻すと、肝心の人事制度だ。

海外で事業をするということは、「その国の文化で」「その国の施設を使って」「その国の人を使って」事業を行うということだ。

本社母国の人事制度をそのまま日本に持ち込んで、果たしてやっていけるのか?

という考え方と、一方で、経営として考えた場合、あえて長期雇用を前提とした人事給与制度の限界も感じはじめている。

まだ、答えは出ない。

 

あなたは、自分の給与が、どうやって決まっているのか知っていますか。