OyakuniTateba blog

現役 人事マネージャーから あなたに伝えたいこと

来春、就職を迎える君へ お年玉で準備するもの、買っておくもの

 

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 今年もあと少し。内定が決まって来春就職を迎えるあなたは今どんな気持ちで2018年を迎えるのだろうか。

いよいよ社会人となる君は、きっと、希望に胸をふくらませ新年を迎えることだろう。年が明けたら、卒業旅行に行く人もいれば、スーツを新調したり鞄を買ったり就職の準備をする人もいるだろう。まずは、春まで健康第一でケガや事故がないようにしてほしい。

就職するにあたって、何を準備しておけばいいか? そういう質問をよく受けるので、ここでいくつか紹介しておく。しかし、その業界や仕事内容によって、ずいぶん変わるものだから、ここでは、一般的な営業や事務職と考えて聞いてもらいたい。

【スーツ】

もうすでに就職試験や内定式で買ったスーツがあると思うので、基本はそのスーツでOKだ(この期間に痩せたり太ったりしていなければ 笑)。ただし、やっぱり、買うというのであれば、専門店などできちんと店員さんがいるお店で買って欲しい。丈が長すぎたり、胸元が開いてだらしなくなったりしないように、自分に合ったサイズをきちんと選んでほしい。決してブランドものでなくてもいい。それはお給料をもらってから、周りの先輩の着ているものをよく見て、自分も選べばいい。まずは、自分の体形にあったものを選ぶ、これが基本だ。

【靴】

これもスーツと同じだ。ただし、外周りの仕事をする人、立ち仕事で接客をする人は、最低でも2足は用意しておくこと。靴は毎日履くと痛むのが早いので、できれば毎日入れ替えて履くのがいい。靴は消耗品と割り切ってあまり高価なものは買わなくていい。ただし!先が異様にとんがっていたり、奇抜なデザインは避けること。あくまで実用重視で選んでほしい。話は変わるが、私は靴乾燥機を買ってある。2000円から1万円くらいであるが、これが結構すぐれもので、いいやつは紫外線で除菌までしてくれるから匂い対策や雨の日など使うとふかふかになってとても良い。お客様のところで靴を脱ぐ場合も、匂いがなくていつも安心だ。

あと、靴は必ず、毎日磨くこと。100円ショップで売ってるスポンジのやつでいい。ちゃちゃっとできるやつでいい。身だしなみは足元から。これ基本。

【時計】

これは、仕事用のものは、あまり奇抜でないシンプルなものがいい。今はスマホがあるので時計を持たない若者が多いが、やっぱり時計は必要だと思う。自分の好きなブランドとかあると思うが、仕事用はシンプルな国産でいいと思う。昔あったが、ある社員がブランドものの高価な時計をしていたら、その人は営業なのだが、お客様から、「あんたの会社は儲かっているんだね」と言われたことがあったらしい。身の丈にあったものを選んでほしい。もちろんプライベートは好きなものを持っていればいいよ。

【筆記用具】

この筆記用具だが、これにあまり気を使わない人が多い。特に、営業職の人は、3000円くらいの、できれば、ケースに入ったボールペンを買っておくといい。考えて欲しい。お客様と商談する時や、お客様の前でメモを取るときに、100円ショップのボールペンでいいのだろうか。例えば、君が車を買うとしよう。200万くらいの車の商談でも、だ、相手の営業が100円ショップのボールペンで契約書に書き込んでいたら、どう思う?あなたにとっては一つの商談にすぎないかもしれないが、お客様にとっては、大金を投じる大事な買い物なのだよ。

ケース入りがいいというのは、たまにお客様にサインを求めて、そのペンを貸して差し上げる場合があって、うっかりお客様がそのまま自分のポケットに入れてしまう場合がある。そんな時、ケースがあると気づくので、すみません~と言いながら返してもらうことを忘れないためだ(笑)

【手帳】

これはビジネスパーソンは必須のアイテムだ。これは絶対に必要。ただし、この手帳、どういう使い方をするかによって、買う種類が変わってくる。ここに参考のサイトを掲載するので、勉強してから買ってほしい。ちなみに、私は20年間システム手帳を使いまくっていたのだが、この数年はシャープの電子ノートに宗旨変えした。これは結構使い勝手が良い。まあ、そんなのもある程度に。

president.jp

【カバン・バッグ】

ここでは通勤用のカバンだと思って欲しい。基本はお客様のところに持って出ても恥ずかしくないものを選んで欲しい。え?通勤用なのに?と思うかもしれないが、お客様のとこに行って、そのまま直帰となる場合、そのカバンやポーチを持っていくことになる。あまり奇抜でない、でもちょっとおしゃれ、程度にしておくのがいいと思う。営業の人は、それとは別に営業用のカバンを買う場合がある。それは、その仕事によって、どれくらいの資料を持ち歩くかで決まるので、これは入社してから先輩の真似をすればいい。

【名刺ケース】

これは必須(ただし、職種によっては名刺を作らない仕事もある)。営業とか接客業は必ず名刺を作ってもらうだろうから、そういう人は用意しておくこと。ここで名刺ケースの選び方だが、色はまあいいとして、材質と形状が大事だ。まず、材質だが、革かレザーがいい。最近はメタルチックなものもあるが、名刺は自分の名刺を渡すだけではなく、相手と交換するものだ。その際、名刺入れをお盆代わりにして両手で受け取るのだが、変にデザインがついていたりすると、相手が渡しにくくなる。さらに、もらった名刺を大事に名刺ケースにしまって帰ることになるので、相手の名刺を入れるスペースがあるものを選ばないといけない。

 

【印鑑】

シャチハタは会社で用意してくれるところもある。まあ、一つは自分で買っておいてもいいね。あと、認印は自分のものを用意しておくこと。今までは家の印鑑を持ってでていたかもしれないけど、これからは会社で使いますよ。まず、入社してその当日か翌日には入社書類をたくさん書きます。それは会社の公文書になるので認印(シャチハタ不可)を使う場合が多いですね。大きさは10.5ミリから12ミリ程度のものを用意してください。せっかく社会人になったので、百貨店の印鑑専門店で作ってもいいかもしれませんね。認印なら5000円くらいで作れます。(だいたい2週間程度)あまり大きなものは作らないこと。それは課長とか役職がついた時の記念に作ってください。上司の印鑑より自分の方が大きかったらおかしいです。印鑑はお客様との契約ごととか、社内での稟議書(何か経費を使ったりする時の伺い申請みたいなもの)などは、シャチハタではなく認印を使いたいものです。 

 

さてさて、ここまではモノですね。言い換えれば、会社とプライベートを分けて買うことができるものばかりです。強いて言えば、朝9時から6時までは、会社用を使って、就業後はプライベートに着替える、持ち変えることもできます。

【身だしなみの重要性】

しかし、そうはいかないことが一つあります。それは身だしなみです。髪型やネイルは6時になったから、ハイ、着替えましょう、という訳にはいきません。

この身だしなみだけは、きちんと社会人として、その会社や仕事に合ったスタイルに合わせないといけません。接客業や営業では清潔感のある髪型やネイルも厳禁な仕事もあります。身だしなみというのは、自分の好きなスタイルや自分に似合うスタイルをすることではなく、「相手に見せるため」のものです。ここでいう相手とは、「お客様」になります。たまに、自分のスタイルを通すんだ、と髭を伸ばしたり、アイシャドーを強めにしたりする新入社員がいますが、それは自分のためにすることであって、決してお客様に見せるためのものではありません。社会人になったら、そこだけは十分意識をしてください。

【笑顔】

最後に準備しておくことが「笑顔」です。事前にしっかり準備して、当日は必ず忘れずに持っていってくださいね!!

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