人生は言葉からはじまる と思うの巻
例えば、こういう場面を想像してください。
お母さんが洗い物をしている時に、子供がやってきてうれしそうにこう言った。
「おかあさん、見て見て!算数ではじめて79点とれたよっ!」
おかあさんは、こう言う。
「79点? なんやあと1点で80点やのに、どこ間違えたんや?なんや、あんたこんな計算間違えてるやないの?もう、アホやなぁ」
次の日、また洗い物をしている時に、子供がやってきて嬉しそうにこう言った。
「おかさん、今日ね、先生から、太郎君はお掃除が上手ね、ってほめられたよっ!」
おかあさんは、こう言う。
「なんや、学校で掃除ほめられる前に、あんた自分の部屋の掃除もせんかいな」
また、次の日、また洗い物をしている時に(アイロンがけでもいいのだが)子供がやってきて、嬉しそうにこう言った。
「おかあさん、僕ね、今度の運動会でリレーの選手に選ばれたよっ!」
おかあさんは、こう言う。
「そりゃそうやなぁ、あんた、おかあさんに怒られてばっかりで、おかさんから逃げるの上手いもんなあ」
この話は、非常に怖い話ですね。こういうマイナスの言葉を子供に浴びせ続けたら、どうなるでしょうか。はじめは、しゅん、となって部屋に帰るでしょうが、最後には、おかあさんは僕のことが嫌いなんじゃないか、って。もう、きっと、何も話さない子になるでしょうね。
次に、こういう場面を想像してください。
あなたと私とあなたの友人の3人がいます。今、あなたの友人をはさんで3人が立っています。
では、私と、あなたとで、この友人のいいところをほめていきましょう。私とあなたと順番に言葉が出てこななるまで続けてみます。
(終わった)
では、友人に伺います。どんな気持ちがしましたか?照れくさい?そうですね。他には? ちょっと恥ずかしい?そうでしょう。でも、嫌な気持ちになりましたか?ならない?そうですよね。ちょっと嬉しい気持ちになりますよね。
では、同じことを、もう一度やってみますね。今度は、友人の悪口を順番に言っていきますよ。マジでやってくださいよ。出てこなくなるまでやります。では、あなたから、さあ、どうぞ!
て、ちょっと待ってください。これは実際には止めておきましょう。
では、友人に聞いてみますね。もし、これを本当にやっていたらどうなってましたか?
えっ?怒る?彼と縁を切るかも?そうですよね。
では、このゲームを疑似体験していただた、今、このブログを読んでいるあなたに質問です。
あなたは、普段、相手を喜ばせるような言葉をよく使いますか? それとも、相手を少し凹ませたり、怒らせるような言葉を使いますか?
どちらの割合が多いか、ということです。
人生は言葉からはじまる、と思うのです。そして、言葉には、プラスの言葉とマイナスの言葉の二種類があります。
もっと友人が欲しい、人に好かれたい、環境を自分から変えたい、と思ったなら、おかあさんと太郎君の会話を思い出してください。
人生を変えたいと思うなら、プラスの言葉を多く使うようにしてみてください。
例えば、「おはよう!」と朝いちばんに会社の友人に言われたら、なんと言いますか?「おはようございます、今日もいい天気ですね」? それとも「ああ、また今日も仕事が始まりましたね~」ですか?
例えば、「俺、昨日、映画観てきたんだ」と言われたら、「へぇ、何の映画ですか?」ですか?「そう、私は映画はあまり好きじゃないんです(終わり)」ですか。
人生を変えたいなら、プラスの言葉を多用する習慣を身に付けるといいと思います。
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