私にチャレンジングな人生へと背中を押したジョブズ ~これからの若者へ~
昨日、ある女子大生に出会った。彼女は夢に向かって、一直線に頑張っている。そんな彼女の話を聴いて、思わず少し自分の今のことと重ねてみた。
3回目の転職。実際は転職という言葉は当てはまらないかもしれない。長かったNECを辞めてから、自分が求められていること、求められている場所を(7年単位で)遊牧している。もちろん、どれも全力でミッションを完遂してだ(と思う)。
この歳での転職は確かに勇気がいった。生活のこともあるし、今回は次が決まらないうちに先に会社を辞めたし。
それは、また体に変調をきたしたからだ。二回目の顔面神経麻痺が頭をよぎった。次にもしも、再発したら、この前みたいに後遺症もなく完治する保証はどこにもない。
そんなときに、二つのことに出合った。一つは、親友から教えてもらった般若心経。「色即是空」「空即是色」。心と体が一致していない。やりたいことができていない。本当の自分のやりたいことと、実際の仕事(生活)がチグハグだ。体の変調は、心がそのことに耐えられない叫びだと思った。(いや、人に言わせれば睡眠時間3時間で働きすぎといわれているが)
しかし、で、ある。このまま慣れた職場でやっていくことは、生活的にはリスクは少ない。職場の仲間もいい人たちばかりだ。ゆっくり休んで、また職場復帰してあと数年の定年まで頑張ってみるという選択肢もある。
その時に、この本に出合った。というより、ジョブズに出合ってしまったと言った方いいかもしれない。
彼は(本の中から)私にこう言った。
「あなたの時間には限りがあり、他の誰かの人生を生きて無駄にしないでください。ドグマにとらわれないようにしてください。他人の意見にあなた自身の内なる声がかき消されないように。そしてあなたの心や直感に従う勇気を持つことが最も重要なことです。心や直感は、あなたが本当に何になりたいのかを既に知っているのです。他のすべてはのことは二の次です。ハングリーであれ!愚かであれ!私はいつもそうありたいと願っています」
私がこの歳で、あらたなチャレンジをします。全然、遅くはない!
ましてや、君ならば!
私は、仕事と このNPOの二つの軸でやっていくことです。仕事も攻める、さらに自分がやりたいことも全力でやります。決して楽な道ではないでしょう。休みもないでしょう。でも、今、新たなスタートを前に、晴れ晴れしい気持ちです。心と体が一致した状態です。
チャレンジすると決めてからは、すぐに次の仕事も得た。チャレンジすると決めた自分は、堂々として、自信にあふれているものだ。転職が目的ではない。自分はこれをやりたいんだ!どうですか、させてくれるんですか!と問うた。自信を得るということは、それほど内なる力を高めてくれる。
若い人に向けて。そして昨日出会った彼女に。
ハングリーであれ! 愚かであれ!
※愚かであれ、とはハングリーで、自分のやりたいことの前では、他のことは二の次でよい。チャレンジしてみろ!という意味だよね。