OyakuniTateba blog

現役 人事マネージャーから あなたに伝えたいこと

史上最強の人生戦略マニュアル フィリップ・マグロー ~人生の戦略とは何に勝つことかを思う~

f:id:JunKawamata:20170822074916j:plain

 

 

人生を変える本に出合うということ。それは、この本の持つ意味をやっと理解できるようになったからそう思うのか、または、丁度、自分が迷っているときの答えを導いてくれた、と思うからなのか。とにかく、この本を読んで、間違いなく私の考え方は変わったと思う。訳者の勝間和代さんも、冒頭で述べているように、本文中の事例が、日本のものではない、というよりも、日本人的な考え方ではない部分もある。しかし、間違いなくこの本は、自分の人生を自分でグリップすることを、あらためて思い知らされるのである。

まず第一章では、問題がひとりでに解決することは絶対にない、と明言する。誰もあなたに代わって闘ってはくれない。それも、ただ論点を述べるだけの本ではなく、「お前は、自分の人生をコントロールしているのか?本当にそのやり方でいいと思っているのか?」と、何度も何度も問いかけてくるのである。(しかも勝間さんの訳だから、結構きつい文体で攻めてくる(笑))読んだあとは、心身ともにぐったりとなるくらい疲れた(笑)

さらにいうと、これは、人生の戦略を立てるためのマニュアルでもある。<課題>が次々と出されていって、まるで、個人指導を受けているような実感を得ることができる。

私は、この課題を、本当にひとつひとつクリアしていくのに3カ月くらいかかった。

この中で彼は私にこう言った。「絶好の時」なんてものはない。だから今をおいて絶好の時はないのだ。スタートを切るのに、いま以上ふさわしい時はない、と。

また、彼は私にこうも言った。「ものがわかっていないばっかりに、つまづきながら人生を送っている人たちを見ると、よくもここまで生き延びられたものだと驚く。君は努力し、夢と希望を抱いている。けれども、ものがわかっていないばっかりに、結果が失敗に終わることが明らかだ、と。

さらに、彼は続けた。「あなたに身につけてもらいたいのは、本当に生きることと ただ存在することの違いを知り、区別するための知識だ。

この本は、その知識、この本の題名になっている人生の戦略を教えてくれる。

戦略とは、勝つことだ。では人生に勝つとは、どういうことなのか。尊敬と財を得ることなのか。それも戦略だ。しかし、この本は、もっと深い「生きる戦略」を教えてくれる。

第8章から14章までは、具体的な人生戦略の立て方を、本当に、私の横に立って鞭を振るうがごとく強く投げかけてくる。(本当に勝間さんの訳はけっこう来る来る!)

そして、私はこの本を読んで、なりたい自分になるための戦略を考えることができた。

今、何かにチャレンジしようとしようと思っているが、何か得体のしれないものに阻まれて、一歩が踏み出せない人、例えば、数日前の私のように、そういう人にはぜひ薦めたい一冊です。