OyakuniTateba blog

現役 人事マネージャーから あなたに伝えたいこと

原因があって、「縁というものがあって」、結果がある ~今日のLPGAの試合はすごかった!!~

「原因があって、結果がある」という。

が、しかし、般若心経では、「原因があって」その間に「縁」というものがあって、「結果」があると教えられる。「縁」(と言ってもいいのかもしれない)。

その「縁」を自らの経験と実力で手繰り寄せた吉田プロ。

その「縁」を結べなかった藤本プロ。

今日の試合は、ゴルフの奥深さ、怖さ、いろんなことを考えさせられる試合でした。

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これ以降の文章は、私が口を挟む余地もないくらいスリリングでしたので、LPGAのサイトの記事をそのまま使わせていただきます。

 

www.lpga.or.jp

 

信じられないことが起こる。これも勝負。通算7勝目をあげた吉田弓美子は、「優勝は、どの試合も忘れられないけど、今回は特に…。ハッピーエンドで良かった」と複雑な心境が第一声だった。13番、よもやのアクシデントが-。5メートルのバーディーパット、逆方向からラインを読んでいる時、キャディーの川口大二さんがボールマーカーを拾い上げてしまった。うっかりミスではすまされない。同組のテレサ・ルーまでが仰天。この行為で1打の罰を受け、ボギーとしてしまう。

 12番、残り197ヤード、3Iの第2打は、ピン下7メートルに。吉田はこれを沈め、「残りは、得意なホールが多い。これはイケる」と確信した矢先の出来事だ。表情には出さなかったものの、さすがに、ショック状態だった。「キャディーのミスは、自分のミス。わかっていても、経験したことがなかった。ちょっと気持ちが途切れたのは事実。でも、あれ以降、空を見上げ、森をながめ、鳥の鳴き声を聞きながら、心を落ち着かせた」という。

 淡々と3ホールでパーをセーブした。17番、劇的な状況が。首位を快走していた藤本麻子がダブルボギーを叩いた。「ギャラリーの声で知りました」。3メートルのバーディーパットを沈め再び、優勝争いへ加わる。そして、18番で藤本がボギー。そのあとの組でプレーしてする吉田は、ピン横3メートルのバーディーチャンスをつくる。「あっさり、打ったように見えるかもしれないけど、それはプレーオフでもいいと思ったから。正直な話、手が震えていた」。

 試行錯誤の末につかんだ今季2勝目は、記録へも記憶にも残る優勝になった。とりわけ、今回は、順手のグリップでパッティングを行った、初めての勝利。「私には、クロスハンドもある。また、新しい武器ができた。そうはいっても、こんなにうまくいくとは思わなかったです。若い選手がたくさん出て、ツアーが盛り上がる。30歳という年齢を考えれば、ちょっと複雑ですけどね」と話した後、「ゴルフの可能性は無限大、と改めて感じた」。勝負はあきらめたら、負けである。

 

www.lpga.or.jp

残り2ホールで3打差をつけていた。大混戦の流れは、藤本麻子へ傾いていたようだったが、文字通り、落とし穴が待ち受ける。17番の第1打が、右ラフへ。ボールは、ディボットと表現できないほどの、穴の中へすっぽりと入っていた。「1度でも、やったことがあれば違った結果が出たかもしれない。でも、あんな状況は初めて。運がなかった、そんな表現しかありません」。ホールアウト後、クラブハウスへ戻ると、一目散にロッカーへ歩いた。約15分間、気持ちを静めて取材に応じる。

 「きょうは、無欲で行こう。それがテーマでした。途中、スコアボードなどは見ていません。でも、(首位は)状況がわからなくても、何となく感じていました」と話す。17番、ダブルボギーとしたものの、まだチャンスは十分。しかし、18番の第3打はまたも、ラフへ飛び込んだ。「せめて、バンカーへ入ってくれれば、もっとグリーンへ寄せやすかった。うーん…」。結局、パーセーブができず、ボギーとなった。結果は1打差で通算2勝目を逃す。

 「故障で苦しんだ去年を考えれば、優勝争いができるだけ、良くなっていると思います。あと、もう少し」。最後のひとことは、自身へのエールだった。