OyakuniTateba blog

現役 人事マネージャーから あなたに伝えたいこと

世界のルールが変わった! 自動車業界の異次元競争に思う

 

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Carlos Ghosn, Chairman and CEO of the Renault-Nissan Alliance, reacts during a news conference in Paris, France, September 15, 2017. REUTERS/Philippe Wojazer

 「自動車産業はこの先10年、過去50年よりも多くの変革を経験する」。ルノー・日産連合の統括会社で会長を務めるカルロス・ゴーン氏は15日にパリ市内で開いた記者会見で、アライアンス(企業連合)として初めての中期経営計画を策定した背景を説明した。自動運転技術や無公害社会の実現を目指す各国の政策によって「自動車産業を大転換させる革命が近づきつつある」と指摘した。

 ガソリンエンジンなど内燃機関は参入障壁が高く、米日欧など限られた国の大手メーカーが部品を含む産業ピラミッドを形作り、富の蓄積を享受してきた。3万点の部品が電気自動車(EV)では4割減るとされ、繊細な技術が必要な機械部品は減る。「T型フォード」誕生から110年。内燃機関と大量生産モデルで成長したサプライチェーンが崩れ、新興メーカーの追い上げを許す。

 それでも英仏が40年までにガソリン車の販売を禁止する方針を打ち出すなど世界のEVシフトはとどまるところを知らない。ゴーン氏も15日、「カーメーカーに選択の余地はない。やらざるを得ない」と拳を振った。(日経新聞電子版より引用)

 

経営とは?

経営とは、会社を存続させる活動である。

 

最近、日産のブランドコピーが変わった。「技術の日産」が復活したのだ。カルロス・ゴーン社長が2001年日産のCEOに就いたとき、までのキャッチコピーが「先進技術の日産」だった。日産リバイバルプランの下、「いまどき、技術を売りにして、車が売れるのか?」のゴーン社長の一喝で「Feel The Beat」に変わった。ちなみに同年のTOYOTAのキャッチコピーは「Drive Your Dreams. 人、社会、地球への新しい未来へ。TOYOTA」である。日産はその後「LIFE TOGETHER」「SHIFT_the_future」。そして今年、「innovation that excites 技術の日産」の復活だ。

 

ダーウィンの進化論を思い出してほしい。生き残った種は、環境の変化に対応してきた種である。

企業も同じ。

自動車をめぐる世界のルールが変わった。<内燃機関>から<電気モーター>へ。自動車を<所有する>から<借りる>へ。

これほどの変化の前では、リーダー、チャレンジャー、ニッチの企業戦略はもはや通用しない。あのTOYOTAでさえもはやリーダー企業としてのCommon戦略は通用しない。

あなたは、あなたを取り巻く環境の変化を感じていますか?

あなたは、あなたを取り巻く環境の変化に対応する準備はできていますか?